不動産業界への転職は未経験でも大丈夫？20代で転職できるお仕事
未経験の業界や職種にチャレンジするキャリアチェンジ転職。年齢が上がるほど難しくなる傾向があるため、20代は最適な時期だといえます。
不動産業界に飛び込みたいけれど、本当に20代未経験でも大丈夫？そんな悩みや疑問を解決します。
不動産業界は20代の採用はポテンシャルを重視
不動産業界は、未経験でも転職しやすいといえます。「未経験者可」「職歴不問」などの求人も多く、実際に未経験から転職して活躍している人は少なくありません。
仕事に対しての柔軟性や吸収力が高く、成長できる可能性が見込める20代は、不動産業界への転職が有利になります。経験値よりもポテンシャルが採用の大きな判断材料になります。
もちろん、実際の業務において、商談するコミュニケーションスキルや不動産の専門知識が必要になりますが、未経験からスタートしても努力次第で十分身に付きます。やる気や成長意欲があれば未経験でも問題ありません。
入社後に「宅建士」などの資格の取得を求める会社も多いのですが、とりあえず宅建士の資格がなくても転職は可能。但し、普通自動車免許証は必須条件の企業は比較的多い傾向です。
不動産業界は20代未経験でもチャレンジできるお仕事です。
20代で転職しやすいのは「不動産仲介会社」の営業職
不動産業界は「不動産デベロッパー」「不動産販売会社」「不動産仲介会社」「不動産管理会社」の4つに大別することができ、転職の難易度は大きく異なります。
また、不動産業界でも営業、管理、企画などのさまざまな職種がありますが、20代未経験で転職しやすいのは営業職でしょう。不動産業界の経験がなくても営業職の経験があれば、採用率は高くなるといえます。
なかでも、不動産経験がない人におすすめなのは、「不動産仲介会社」の営業職への転職です。
「不動産仲介会社」は、不動産の「売買」や「賃貸」の仲介を行う会社です。全国ネットワークを展開する会社から地域に密着した個人事業の会社まで幅広くあります。
「売買仲介」の営業は、土地や戸建てなどの不動産を「売りたい人」と「買いたい人」をマッチングするお仕事になります。お客様の希望条件を整理しながら、優先順位をご提案しながら、売主と買主が納得して頂けるよう商談を進めるため、調整力が身に付きます。
売買仲介は数千万円になる不動産を取り扱うことが大きいため、請け負う責任も大きいですが、やりがいにもつながりますし、お客様からも感謝されます。
「賃貸仲介」の営業は、賃貸物件（アパートなど）を「貸したい人」と「借りたい人」をマッチするお仕事です。お客様は、一人暮らしを希望する大学生から、ファミリーで住まい探しをしている方まで幅広い年齢層になります。探されている地域の住環境（最寄り駅、商業施設や医療施設など）に詳しい営業は、始めて住まわれるお客様にとっては信頼できる担当営業になります。
まずは、不動産賃貸仲介からスタートし、経験を積んだ後に不動産売買仲介にキャリアチェンジする方も多いです。
不動産仲介会社は、未経験でも採用募集をしていることが多く、募集している企業も多いので転職しやすいといえるでしょう。
目標に向かって頑張りたい方やお客様との商談としてコミュニケーションスキルを高めたい方には、おすすめです。
未経験で入社し、実務経験を重ねながら宅建士の資格などを取得してキャリアアップしている人も多くいます。
資格があると採用のチャンスも大！「不動産管理会社」
「不動産管理会社」はマンション、オフィスビル、商業施設、駐車場などオーナーから委託された賃貸物件の管理を行う会社です。物件の管理やメンテナンスを行なうだけでなく、入居者募集や家賃の入金管理、入居者のクレーム対応なども行ないます。
経験者が採用されることが多いのですが、「管理業務主任者」や「マンション管理士」、「賃貸不動産経営管理士」などの資格を持っていると未経験でも採用のチャンスは大きくなります。
また、オーナーや入居者などとのやりとりも発生するためコミュニケーション能力や調整力が求められます。
賃貸仲介営業から入社して、賃貸業務の流れを学んでから、不動産管理にキャリアチェンジする方もいます。
業務スピード力が必要！？高収入が狙える「不動産販売会社」
不動産販売会社とは、自社で保有する土地やマンションや戸建てなどから、不動産開発会社が開発したマンションやハウスメーカーが開発する新築一戸建てなどを販売するお仕事です。
自社の不動産商品や不動産を開発した企業から販売代理として、営業するため、販売スピードが比較的に求められます。
チラシのポスティング、飛び込みの営業やテレアポなど不動産を買いたい人を探すことも業務のひとつになります。
商品の魅力（設備や仕様、立地や広さ）や住環境などの把握から、近隣の競合の不動産についてもお客様からの質問に対応できるように知っておく必要があります。
商談において住宅ローンを取り扱うことも多いため、住宅ローンの知識も求められます。
20代未経験でも転職することは可能ですが、不動産の知識や「宅建士」があるとより転職がしやすくなります。
また成果に対するインセンティブ（歩合性）も賃貸仲介営業よりも比較的高い給与形態をとる企業が多く、高収入が狙えるのが不動産販売会社の魅力のひとつです。年収1000万以上を狙うことも可能です。
しっかり稼ぎたい方やマイホームのご提案をしたい方にはおすすめのお仕事です。
20代未経験からの転職は厳しい!?「不動産デベロッパー」
「不動産デベロッパー」は商業施設、マンション、オフィスビルなどの開発や、大規模住宅地の造成、街の再開発事業など大規模な建物の企画や開発を行う会社です。
長期的なプロジェクトも多く、様々な専門知識が求められるため未経験でチャレンジするのは困難な職種です。
「不動産デベロッパー」は新卒採用をメインにしていて、20代であっても中途採用の求人は多くありません。さらに中途採用の場合は、相応の学歴や高いスキルや経験が求められケースも多いのです。ですから、未経験からの転職のハードルはとても高いといえます。
簡単には転職できないのが実情ですが、大手デベロッパーの関連会社・子会社や、中小の不動産デベロッパーならば、ポテンシャル採用されるケースもあるでしょう。
「宅建士」、「管理業務主任者」、「不動産鑑定士」、「土地家屋調査士」などの資格があると有利ですが、「不動産鑑定士」と「土地家屋調査士」は難易度が高い資格です。
20代は未経験から不動産業界に転職するチャンスがあります！
不動産営業は、大きな金額を取り扱うことが多く、お客様の人生を左右する買い物のひとつです。そのお客様の人生のターニングポイントに立ち会える喜びは、他の仕事では体験できない大きなやりがいでもあります。不動産業界にチャレンジすることで営業力や専門知識の向上にもつながります。
不動産営業から独立起業する方も多くいるのも人生の選択肢を増やす上でもメリットだと思います。
不動産や住宅業界に興味がある人は、社会人としてのキャリアを形成するこの時期にぜひチャレンジしてみてください。
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