不動産営業の年収はいくら稼げるのか?
年収1000万円超えって本当?

不動産営業
不動産営業の年収はいくら稼げるのか?<br>年収1000万円超えって本当?

不動産営業=高収入というイメージをお持ちの方は少なくないと思います。
年収アップを狙って、転職を考えている人もいるでしょう。
20代でも年収1000万円、さらに2000万円超などといった話も耳にしますが、実際はどうなのでしょう?本当に稼げるの?など
ここでは、不動産営業職の平均年収や年収をアップさせる方法をご紹介します。

不動産営業で稼げる理由

不動産営業の平均年収は、約400万円位です。高給取りとまでは言えず、想像していたよりも一般的な年収だと感じるかもしれません。
では、不動産営業は稼げる仕事!というイメージが間違っているかというと、そうとも言えません。

不動産会社の営業職は、営業成績によるインセンティブ(歩合制)を取り入れていることがほとんどで、年収額は基本給(固定給)+インセンティブで決まります。
不動産営業が稼げる仕事といわれるのは、このインセンティブがあるからです。そのため、稼げる人と稼げない人の個人差が大きいシビアな世界ではありますが、実力次第では入社したばかりの20代でも高収入を得ることが可能なのです。

賃貸よりも売買仲介営業

インセンティブは売上/粗利額に応じた報酬であるため、当然ながら仲介や自社所有の不動産販売ともに動く金額によって大きな差が出てきます。
ひと口に不動産営業といっても、業態や業種によって種類はさまざま。そして、稼ぎやすい仕事と稼ぎにくい仕事があるといえるでしょう。
ここでは、仕事内容や働き方による年収の違いをご紹介します。

賃貸仲介営業

マンション、アパート、戸建て、店舗、オフィスなどの賃貸物件に関わる営業です。
不動産賃貸の営業の年収は、300万円~500万円程度が多いです。賃貸のインセンティブは家賃の金額をもとに計算するため、数千万の売買仲介に比べてもともとの取り扱う金額(利益)が少なく、インセンティブはそれほど高額にならないのが実情です。
その分、売買仲介よりも賃貸仲介の方が営業活動は比較的容易な場合が多いです。飛び込み営業やテレアポ営業の活動は少なく、Webからお問合せ頂いたお客様対して、物件を数件ご案内して、ご契約につなげます。繁忙期はありますが、売買の仲介営業も精神的にも軽い場合が多いです。


賃貸仲介に興味のある方はこちらもおすすめ「不動産賃貸営業のお仕事とは?仕事内容と年収を徹底解説!」

居住用不動産売買営業

戸建てやマンションなど居住用の不動産の売買に関わる営業をします。
不動産販売は賃貸仲介に比べて取り扱う金額が高くなるため、報酬が上がるケースも多く、平均年収は400~500万円台が多いです。お客様のマイホーム探しをサポートするお仕事になりますので、お客様のライフイベントに立ち合えます。もちろん頑張り次第では未経験からでも年収1,000万円以上も可能です。営業活動としては、テレアポや飛び込み営業、Webからの問い合わせ対応など企業によって様々です。マイホームのご提案の際には住宅ローンの知識も必要になってきますので、幅広い専門スキルがアップします。

売買営業に興味のある方はこちらもおすすめ「不動産売買仲介営業のお仕事とは?仕事内容と年収を徹底解説!」

投資用不動産売買営業

投資目的で購入したい人に投資用マンションやビルなどを販売します。
お客様の資産運用という面もあるため、宅地建物取引士資格の保有やファイナンシャルプランナーの資格が求められることもあり、お客様の不動産投資からの収支計画のご提案を行います。専門知識が必要でありますが、未経験でも転職する事は可能です。富裕層を相手に営業することが多く、一人のお客様が複数の物件を購入する場合もありますので、お客様との信頼関係を構築することでリピーターになります。リピーターのお客様を多く獲得できれば、年収1000万円以上を稼ぐことも可能です。

土地仕入れ営業

一般のお客様ではなく、不動産会社や地主と土地の売買契約を結ぶ仕事です。
高度な専門性を要するため、不動産業界では仕入れ業務ができる人材は求められやすく、基本的に高収入なケースが多く見られます。土地仕入れ営業の平均年収は、400万円〜600万円台であることが多いです。取引する土地の広さや商業施設などの大規模開発になると報酬は高くなる傾向です。また不動産の専門知識も高まります。
不動産会社に対して営業することも多いため、個人のお客様を相手にする賃貸や売買営業、投資営業よりも比較的、時間をコントロールしやすいです。個人のお客様の商談は、お客様の都合に合わせることも多く、平日の夜から商談や予定していなかった急な商談が入るなど柔軟性が求められますが、土地仕入れの営業はそのような働き方は少ないです。
稀ですが、未経験でも土地仕入れの営業を採用している企業もあります。

用地仕入れに興味のある方はこちらもおすすめ「不動産業界の用地仕入れのお仕事とは?転職するメリットとデメリットを解説」

年収をアップさせる方法

ここでは、年収をアップさせるためのさらなる方法をご紹介します。

大手企業の方が稼げる?

不動産営業は、企業規模が大きくなると高くなる傾向があります。
不動産業界の年収が高いというイメージは、ヒューリック、日本商業開発、三菱地所、東急不動産HD、三井不動産といった大手不動産企業の年収が非常に高いことも関係しています。

不動産営業の求人は、学歴・年齢・性別など不問のケースも多いのですが、大企業に就職・転職するには、学歴やキャリアを求められるでしょう。
とはいえ、中小不動産会社でも、営業力を磨けばしっかり年収を上げることができるのが不動産営業職の魅力とやりがいです。

大手企業は固定給が多く、インセンティブは低い傾向にあるので、“超高給取り”を目指すなら、インセンティブが高い中小企業がおすすめです。年収1000万円を達成したい方は、可能性があるといえます。中小の不動産企業は契約1件当たりのインセンティブが高いため、毎月1件の契約だけでも十分に稼げる可能性を持っています。
また、ハウスメーカーや住宅販売会社でもインセンティブで稼ぐことは可能です。1棟受注するだけで数十万円稼げる場合もあります。
まずは、中小企業の売買仲介営業や住宅営業からチャレンジしてもいいかもしれません。

資格を取得する

「宅建士」「管理業務主任者」「ファイナンシャルプランナー」などの資格保持者に対して、会社によって月1万円〜3万円ほどの資格手当を支給する会社が多いです。
年収に換算すると12万円~36万円プラスになり、またキャリアアップにも役立ちます。

資格について詳しく知りたい方はこちらもおすすめ「稼げる不動産関連の資格ランキング」

不動産営業はきつい?

頑張った分、しっかり稼げる魅力があるのが、不動産営業でありますが、大変なこともあります。営業職はノルマや目標を設定されることが多いです。毎月の目標を達成するため日々の営業活動が求められ、テレアポや飛び込み営業する企業もありますし、Webからのお問合せのお客様に対して商談する反響営業があります。月間の契約数が0件なのか、または1件の契約が取れたかでは、評価や収入が大きく変わります。
また、大きな金額を取り扱うため、お客様の信頼関係の構築は必ず求められるスキルになります。不動産のプロとしての専門知識はあった方がいいですが、未経験でも熱意を持ってお客様のために親身に対応することで信頼される営業になることが十分に可能です。
日々の営業活動や目標に対してのプレッシャーが辛くなる時もあるかもしれませんが、周囲の同年代よりも多く稼ぐことのできるチャンスがあるのも不動産営業です。
年収アップしたいと思っている方は、チャレンジしてみる価値はあります。

営業力を磨けば、年収1000万円も十分可能な不動産営業という仕事。今の状況から変わりたい方やとにかく稼いでみたい方、やる気がある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。稼ぐつもりで不動産業界へ転職したはずが、仕事をしていく中で不動産の奥深さや面白さに魅了される人も多いです。

こちらの記事もおすすめ「不動産営業の転職で後悔しないチェックポイント」

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