不動産営業の転職で後悔しないチェックポイント

不動産営業

2022.08.10

成果に対するインセンティブ（歩合制）の給与形態をとる企業が多く、高収入が狙える不動産営業。異業種や異職種から転職して活躍している人も多く、学歴や性別を問わず、未経験者でも転職しやすい業界といえます。しかし、不動産の営業で入社後、後悔している方がいるのも事実です。
不動産業界の転職に悩んでいる方に対して、不動産営業の仕事内容や転職で後悔しないためのチェックポイントをご紹介します。

不動産営業の仕事は主に５つ

ひと口に不動産営業といっても、不動産業界の業務は戸建て住宅の賃貸・販売から大規模開発まで幅広いため、それに伴って営業職の仕事内容も多岐にわたります。
就職・転職先となるのはデベロッパー、ハウスメーカー、不動産販売会社、不動産仲介会社、不動産管理会社、不動産コンサルティング会社など。業種に応じて、営業には主に以下のような仕事内容があります。

賃貸仲介営業

マンション、アパート、戸建て、店舗、オフィスなどの賃貸物件に関わる営業活動を行います。借りたい人に物件を紹介する「客付け」と、大家から物件を預かり管理をする「元付け」が主な仕事です。賃貸物件を借りたことがある方も多いと思うので、イメージしやすいのではないでしょうか。
未経験でも採用募集をしていることが多く、募集している企業も多いので転職しやすいといえます。また、飛び込み営業が少ない傾向にあり、Webから問い合わせ頂いたお客様に対して営業する為、営業職ならではのストレスが比較的少ないともいえるでしょう。

居住用不動産売買営業

戸建てやマンションなど居住用の不動産の売買に関わる営業活動をします。売主から売却依頼を受けたり、購入したい買主に物件の斡旋を行ったりします。夢のマイホーム探しのお手伝いするイメージが分かり易いかもしれません。住宅ローンや住宅設備など様々な知識が必要になります。
また、お客様の大きなライフイベントである住宅購入に立ち合えるお仕事になります。
賃貸仲介営業よりも取り扱う金額が高くなるため、報酬が上がるケースも多くなります。

投資用不動産売買営業

家賃収入を得たいと考えているお客様に対して投資用マンションなどの不動産を販売する営業のお仕事です。お客様も経営者の方や仕業の方、上場企業にお勤めのビジネスマンが多く、コミュニケーションスキルや立ち振る舞いは求められます。その分、ビジネスネットワークとして人脈を拡げることができるメリットもあります。
お客様の資産運用という面もあるため、投資用ローンから、税法、収支計画などの専門知識が必要になります。未経験でも募集している場合もありますが、ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士資格の保有していると転職に有利になります。もちろん、インセンティブも高い傾向があり、頑張った分、稼げるお仕事です。

無料で転職の相談する

不動産買取再販営業、用地仕入れ

用地の仕入れや投資用不動産のためのアパート、建物の1棟棟買いなど不動産を買い、再販する営業です。不動産業界のすべての入り口は、「仕入れ」になります。仕入れができる人材は不動産業界ではかなり重宝されます。不動産情報をどこよりも早く獲得し、商品化できるまでのノウハウがあると不動産業界でのキャリアアップの可能性が高まります。
不動産業界の人脈形成や権利関係を整理し、利益を最大限活かせるノウハウが必要なため、経験者を募集していることが多いです。未経験で募集している企業もありますので不動産業界で専門知識を高めたい人はチャレンジしてみる価値はあります。

地上げ営業

新築マンションやビル、商業施設などの開発において土地の所有者と交渉し、取得する営業活動です。「地上げ」というとマイナスなイメージを持つ人も多いかもしれませんが、高度な専門性を要するため、基本的に高収入なケースが多く見られます。

未経験者が不動産業界で転職を成功させるには？

不動産営業が未経験でも異業種での営業経験や接客の経験があると採用につながる可能性は高くなるといえますが、未経験者でも転職は可能です。ただし、その企業がどんな物件を取り扱っているかによって転職の難しさは異なります。
たとえば大規模な開発を担うデベロッパーは基本的に経験者を優遇しているため、未経験からの転職は難しいのが現状といえるでしょう。未経験からの転職を成功させるには、職種や企業に対する情報収集も重要です。まずは、賃貸仲介や売買仲介などからスタートして、キャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。

不動産業界の転職で失敗しないためのチェックポイント

不動産営業は、給与形態や休日など他業界とは異なる部分もあります。転職で後悔しないために確認しておきたいポイントをご紹介します。

成績と給与が直結する

不動産営業の給料体系は成績による歩合給の割合が高く、固定給は低く設定されているケースがほとんどです。そのため、成果を上げれば高いインセンティブを得られるのが魅力。成果が数字で見えるため、達成感ややりがいを感じやすいという面があります。一方で、成果が上げられなければ、当然ながら給料は下がってしまいます。
歩合給を低めに設定し、固定給を中心とした安定性の高い給料体系を採用している企業もあるので、転職を考える際にはぜひチェックしてください。

土日曜は休めない？

不動産会社の休日は水曜日が一般的。土・日曜、祝日はお客様との打ち合わせや見学会などの集客イベントなどが行われることが多く、基本的には土・日曜は休めないと考えておいた方がいいでしょう。
投資不動産営業は、土日休みの企業もある場合があります。

労働時間が長い？

不動産営業は、一般消費者が顧客になることが多いため、平日の商談は夕方や夜になることがあります。平日に昼間は、物件調査や資料作成を行い、夕方から夜にかけてお客様と商談する。必然的に残業が多くなります。また賃貸営業は、毎年1月～3月は引っ越しシーズンに入るため繁忙期になります。
お客様が増えれば、事前の準備や商談数は増えてきますので、稼いでいる営業ほど忙しくなります。その分、効率性を意識するようになるため、ビジネススキル、段取り力が高まります。

不動産業界は狭い？

不動産業界は、業者同士のつながりが深い業界でもあります。
特に地方になると業者数も少ないため、物件情報から業界内の情報など、仲間同士の関係性が強まります。身勝手な対応や相手企業に損害損失を与えてしまうと悪い評判が流れて業界内に居辛くなってしまうこともあります。しかし、裏を返せば、不動産業界内で人脈を形成できれば、情報が集まり、仕事が進めやすくなるでしょう。将来不動産業界で独立起業を考えている方は、不動産ネットワークを構築してから独立するのがおすすめです。

自分は不動産営業に向いている？

さらに、不動産営業では交渉力は欠かせない要素です。また、さまざまな人と関わる仕事であるため、コミュニケーション能力に長けた人は活躍しやすいといえます。
「目標に向かって努力して仕事に取り組める人」や「営業力を身につけて独立起業したい人」なども不動産営業は向いているかもしれません。

不動産営業は、他の業界に比べて応募のチャンスが多いといえます。不動産営業で経験を積んで専門知識を身につけ、さらなるキャリアアップを目指すことも可能。年収も1,000万円以上を稼ぐ方もいたりします。興味がある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

その他にも確認したいことや不安なことは、転職の専門家に相談してみませんか？

不動産業界のお仕事に興味がある方は、KSキャリアまでご相談してみてはいかがでしょうか？
KSキャリアは不動産に特化した転職エージェントで、信頼できるきちんとした企業の求人を多数保有しております。

プロのキャリアアドバイザーが親身になって、面接対策や志望動機の書き方までサポートしますので、不動産業界は初めてという方でも安心して転職活動ができます。

登録や相談は一切無料ですので、ぜひ、お気軽にお問合せください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。

キャリアアドバイザーへの無料相談はこちらから！