20代の転職!成功するノウハウ5選!コツやよくある失敗
20代の転職は、今後のキャリアに大きく影響するとても重要なもの。転職すべきかどうか悩んでいる人や転職に不安がある人も多いと思います。
ここでは、転職を考えたときから応募までに押さえておきたいことやよくある失敗など、20代での転職を成功させるための5つのコツをご紹介します。
キャリアチェンジするなら1~3年目が有利
20代といっても前半から後半まで年齢は幅広く、入社1年で転職する人もいれば、8年目で転職する人もいます。
ただし、第二新卒で転職を考える場合は、1~3年目で退職する人が多い傾向にあります。
とくに未経験の業界や職種にチャレンジする「キャリアチェンジ転職」は年齢が上がるほど難しくなるといえ、20代前半は有利なケースが多いようです。経験値よりもポテンシャルが大きな選考材料のひとつとなるためです。
一方、20代後半は一定の戦力になる年代として企業からの需要も高いといえます。同じ業界や同職種で、より高い年収やポジション、スキルアップを目指す「キャリアアップ転職」にはベストなタイミングでしょう。
コツ1 最初にやるべきことは自己チェック
転職を考えたとき、真っ先に求人情報を探したくなると思いますが、ちょっと待って!その前にやっておきたいことがあります。
漠然としたイメージだけで求人情報を眺め、結局は迷走してしまうパターンは陥りがちな失敗です。
まずは、自分はなぜ転職したいのか、転職して何をしたいのかという転職の理由や目的、さらに自分はどんなスキルや能力を持っているかなど整理しましょう。それらを明確にすることで、就職活動の方針を明確にすることができるからです。
とはいっても、何から始めたらいいのかわからない人もいると思います。
おすすめの自己チェック法は以下のことを書き出してみること。記録することで自分を客観的に分析できるようになります。
1. 今の不満を書き出す
収入や休日などの待遇、仕事内容、人間関係の不満など自分が転職したいと考えたきっかけを書きます。
2. これまでの自分の経験を書き出す
学生時代から社会人としての経験まで、成功したこと、失敗したこと、そこで得たことなどを時系列で書き出してみます。
3. 自分の強みやビジネススキルを把握する
2の材料をもとに、これまでの経験から得たビジネススキルは何なのかを整理しましょう。自分のキャリアをまとめておくことで、転職活動が進みやすくなるはずです。
4. 転職して実現したいことを書き出す
自分はどんな環境でどんな仕事ことをしたいのか、何年後までにどんなキャリアを築いていたいのかといった理想の仕事のし方やキャリアビジョンを書き出します。
何歳までに年収がいくらほしい、海外で働きたいなど何でもOKです。できるだけ具体的に書き出してください。
5. 自分が希望する仕事のイメージを固める
1~4をもとに、「自分がやりたい仕事=目標」と「できる仕事=アピールポイント」を整理して、希望する仕事のイメージを固めましょう。
また、転職する理由と志望動機をリンクさせておくことも重要です。
コツ2 転職活動は仕事を辞めずに行うのが〇
転職する際には、現在の仕事を退職してから求職活動を行う方法と、辞めずに活動する方法のふたつがあります。
退職して転職活動に専念したいと思う方も多いかもしれませんが、とくに20代の場合は無収入の状態が続くと精神的にも負担になり、とにかく内定をもらえた会社に決めてしまうケースがあります。一方、在職中であれば、最初に決めた転職活動の方針からブレることなく、希望条件に合う仕事を探すことが可能です。
また、選考においても、離職中よりも在職中の方が有利。無職期間が長くなればなるほど選考においてもマイナスイメージが強まります。在職しながら転職活動を行う方が、転職の成功確率は高くなるといえるのです。
ただし、仕事が忙しすぎて在職したまま転職活動をする余裕がない、希望した仕事に就くためは短期集中で技能を身につけたり資格を取得したりする必要があるといった事情がある場合は、先に辞めるほうが転職活動に集中できるかもしれません。
コツ3 転職スケジュールを考える
転職活動をスムーズに進めるためには、転職スケジュールを立てることも重要です。
転職活動を始める前に、応募や選考のタイミングはいつがベストなのかを考えた上、現在の仕事の引継ぎ期間、退職の申し出の時期、情報収集に必要な時間などを逆算してスケジュールをイメージするといいでしょう。
また、場合よっては退職交渉に時間がかかることも考えられます。退職までの社内の流れを把握しておくこともポイントです。
コツ4 情報収集をしっかりする
在職しながらの転職活動では、学生時代に比べて情報収集の時間や方法や限られてしまいます。その結果、せっかく転職したのに思っていた待遇や職場環境と違ったなど入社前後のギャップに苦しむケースは少なくありません。
しっかりとした情報収集は、転職活動を成功させる上で重要なポイント。基本的な確認事項は以下の通りです。
●職業や業種、仕事内容
●給与
年収やボーナスなどの給与だけでなく、残業手当や休日手当、資格手当、交通費などが支給されるかどうかもチェックしましょう。
●雇用形態
正社員としての採用なのか、試用期間は何カ月間なのか、正社員登用があるならどのような条件で正社員に登用されるのかなど雇用形態を確認しましょう。
●勤務時間や時間帯、休日
業界、業種によっては、土日が休めないケースや交替勤務、深夜勤務の場合もあります。
週休2日制なのか、完全週休2日制なのか、年間休日日数なども確認しましょう。
●待遇・福利厚生面
給与はいいものの、月の勤務日数が多かったり、勤務時間が長かったりするケースもあります。また、有給休暇の制度はあっても職場に有給を取得しづらい雰囲気がある場合もあるので、取得実績を確認するといいでしょう。
最近では、テレワークなどの在宅勤務を積極的に取り組んでいる企業もあります。働き方も踏まえて、社内制度(資格手当や休暇制度、交通費など)も確認しましょう。
●勤務地
面接を行う場所=勤務地とは限りません。実際に勤務する場所や転勤の有無などをきちんとチェックしてください。
●企業文化や社風
歴史ある企業か、ベンチャー企業か、大手企業か中小企業かなどで会社の雰囲気や上下関係の考え方など社風も変わってきます。成長スピードの速い企業は、意思決定や求められる結果もとにかく速いですし、創業間もないベンチャー企業であれば、職種を超えてマルチに業務を兼任する場合もあったりします。
ほかにも資格取得への支援や教育研修など中途採用者のキャリアアップや、労働環境なども確認しておきたいところです。
コツ5 応募企業を厳選する
すでに自分がやりたい仕事の具体的なイメージは抱けているはずですから、応募する求人の絞り込みをしましょう。
たくさん応募すれば採用される確率も上がるのでは?と思う人もいるかもしれませんが、転職を成功させるためには厳選した企業にのみ応募することをおすすめします。
在職中の転職活動は、かけられる時間が限られています。ゆっくり転職活動を行い様々な企業の人事担当者と面接をして、傾向と対策を掴む方法もありますが、それは時間がある方に限られます。数十社を選考すると履歴書や職歴経歴書の作成など応募書類の作成や面接スケジュールに追われてしまい、本当に行きたい会社に集中できなくなってしまっては本末転倒です。(本当に時間と体力は必要です)
応募は絞り込んで行い、自分の転職方針に沿って優先順位をつけておきましょう。希望条件のなかでも、譲れる範囲をあらかじめ考えておくのもいいでしょう。
転職は事前の準備が肝心です。転職の理由や目的をはっきりさせた上で転職活動をスタートし、そこからブレないことが成功のコツです。
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