大学中退で稼げるお仕事とは？

大学中退で稼げる仕事に就くのは難しいのでは？　そう考える人は多いでしょう。
実際、難関大学や海外の一流大学に入・在学した過程が評価されることもありますが、基本的には大学中退は高卒扱いです。大卒と高卒では初任給や平均賃金に差があり、生涯賃金の差は5000～6000万円とも言われています。
しかし、大学中退者でも高収入を狙える可能性は十分にあります。
ここでは、大学中退でも稼げる仕事をご紹介します。

営業職

営業職は基本的に学歴や経験を不問としている求人が多く、求人数もトップクラス。一部を除いては特別な資格を必要とせず、未経験からでも高収入を狙える職種です。

営業職が稼げる理由は、固定給に加えて営業成績によるインセンティブ（歩合制）を取り入れているケースが多いため。実力次第で高収入を得ることが可能なのです。
さまざまな業界の営業職がありますが、稼げる仕事のひとつが不動産営業です。高額な売買の契約を結ぶことができれば、多額のインセンティブを受け取ることができ、トップ営業マンの中には年収1000万円を超えている人も！

資格を取得することで、さらに給与をアップさせることも可能です。「宅建士」や「管理業務主任者」などの資格保持者に対しては月1万円〜3万円ほど、年収に換算すると12万円～36万円の資格手当を支給する会社が多いです。

ただし、完全な実力主義なので、成果が出ない場合、当然ながら給与は低くなってしまいます。

IT業界の技術職

IT業界は今後も需要の増加が見込まれるため、大学中退者におすすめです。
プログラマーやエンジニアなどの職種は学歴不問の求人が多く、大学中退者も就職しやすいといえます。

スクールなどに通って知識や技術を身に付ければ採用の可能性は高くなりますが、ポテンシャルや仕事に対しての熱意を評価する企業もあります。

プログラマーの年収は約400万円、エンジニアは約500万円。一般的な年収だと感じる人も多いかもしれませんが、会社の規模や個人によってバラつきが多いのが現状です。経験やスキルを積むことで、年収アップを狙うことができるでしょう。
未経験であれば、インフラエンジニアからチャレンジしてもよいでしょう。

建設業界関連

建設業界も、IT・介護業界と並んで人手不足が課題となっているので、未経験者を歓迎する求人が多く見つかります。
なかでも未経験の大学中退者でもチャレンジできるひとつが、施工管理の仕事です。施工管理の仕事には、工事現場の指揮・監督や工事のスケジュール調整、現場の安全管理などがあります。

資格がなくても、施工管理の仕事に就くことはできますが、国家資格である「施工管理技士」を取得するケースが多く見られます。資格保有者でなければできない独占業務を有する資格なので、取得すれば年収アップの可能性も大！

「施工管理技士」には1級と2級があり、2級第一次検定は17歳以上であれば受験できます。しかし、その先の受験には実務経験が必要。実務経験を積みながら、取得を目指すのがおすすめです。
将来的にもキャリアアップが目指せる職種になります。

公務員

著しい高給取りとまでは言えないにせよ、国家公務員、地方公務員ともに民間企業と比べると平均年収は高いです。しかも安定性があり、経済動向の影響を受けにくいことも大きな魅力です。

公務員になるには試験に合格しなければなりませんが、学歴別に試験を実施するのが一般的です。一部を除き、ほとんどの公務員試験は「高校卒業程度」「短大卒業程度」「大学卒業程度」といった学歴別区分に分けて実施されます。しかし、これは試験問題のレベルを表すだけで、学歴を要件としているわけではありません。ですから、大学中退者が「大学卒業程度」の受験をしても問題なし。つまり、大部分の公務員試験は学歴不問といえるのです。

ただし、専門職など特定の職種の採用試験では資格が必要な場合があり、また年齢上限も試験によって異なるので確認が必要です。
また、試験に合格するにはかなりの勉強が必要となります。

大卒に比べると収入面でも不利とされる大学中退。しかし、学歴不問で稼げる仕事も少なくありません。ぜひチャレンジしてみてください！

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